今回は川田将雅騎手、吉田隼人騎手と「競馬学校20期生」のプチ同期会を開催します。
美浦所属の隼人騎手を交えての対談はなかなか難しいところですが、隼人騎手が栗東に滞在中のため実現に至りました。
2004年に騎手デビューし、気がつけばプロ生活は15年に。
特に今年は佑介騎手が初GI制覇、川田騎手はイギリスに長期滞在、そして隼人騎手が栗東での活動と、それぞれに変化があった一年。
30歳を過ぎ競馬界を引っ張っていく世代として、いま胸に抱えているホンネを、同期同士でじっくり熱く語り合います。(取材・文=不破由妃子)


「今年の成績が伸びたのは、将雅の技術論を聞いたおかげ」


佑介 吉田くん、将雅、今日はよろしくお願いします! 同期会はたまにしてるけど、3人だけで会うのはものすごく久しぶりだよね。
今ちょうど吉田くんが栗東で調教に乗っているから、いい機会だなと思ってさ。関西の雰囲気はどう?

隼人 雰囲気は好きだけど、上手く会話ができているかどうか…。人とのコミュニケーションの勉強も兼ねて頑張ってます(笑)。

佑介 35歳にして(笑)。
でも、吉田くんは大人しすぎるから、関西のノリに揉まれてみるのもいいかもね。
そのためにも、調教の合間の空いている時間は、もっとスタンド(朝の調教時の調教師や騎手の待機所)に顔を出したほうがいいよ。「お、隼人きてるのか」って話しかけてくれる人が絶対にいるから。