――昨年のジャパンCでは遠征してきた外国調教馬が2頭だけでした。
「平地の重賞競走は外国調教馬にも門戸を開いており、ジャパンCに限らず、挑戦してくれる海外の馬は大歓迎です。
でも実際には多くの経費がかかりますし、検疫も受ける必要があります。リスクを負っての挑戦になるので簡単ではないと分かっています」

 ――では今後も外国馬の出走を増やすのは難しい?

 「海外からの出走が減っているのは事実。それでいいんだという気はありません。私自身も海外駐在事務所の所長をやっていましたから、海外で出走馬を勧誘して確保するのが容易ではないのは分かっていますが、
 世界最高のレースをお客さまにお届けするのは私たちの責務。常に怠らず、努力を続けていきます」

 ――具体的な対策は。

 「例えば褒賞金制度のさらなる改善。検疫や飼料輸入の問題は監督官庁も含めて政府との話し合いが必要ですが、現制度を全体的に整理し、改善できる部分は手を加えていきます」

https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2019/01/03/kiji/20190102s00004048296000c.html