>>163
>特定の種牡馬で、成功しやすいとしたら特定の優性遺伝子を多くもっていたということにすぎない
>それは、代をへるごとに分散するので、数代先になるとほとんど影響をあたえない

いやサラブレッドの場合、それはちょっと違うと思う。
サラブレッド集団は、いわゆるハーディワインベルグ平衡 のような概念は通用しない
もともとの起源の遺伝子プールが小さい上に更に輪をかけて近親交配につぐ近親交配を重ねて進化してきた

結果、現存するサラブレッドの遺伝子頻度及び遺伝子型頻度は相当に限られた小数であると推測される
遺伝子型頻度に限ってはまさにホモのオンパレードである
「人類みなホモ」ならぬ、「サラブレッドみなホモ」状態であろう

とどのつまり、優れた種牡馬も駄種牡馬も、みな同じような同祖接合に由来する優性遺伝子をホモで保有しているはずである
成功した種牡馬だけが、(競走馬にとって有益な)特定の優性遺伝子を保有していたというのはちょっと違うと俺は思う