http://zoot.blue/news20160516-2/
■東京五輪賄賂(東京五輪招致委員会 → IAAFディアク親子に裏金)その1

5月11日(2016年)にイギリスの新聞「ガーディアン」が、2020年の東京五輪の招致をめぐって
約1億6000万円の裏金が動いていたと報じて、騒動となっています。
<p>東京五輪招致委員会が2013年7月・10月の2回で、IAAF(国際陸上競技連盟)の
ラミネ・ディアク前会長の息子関係のシンガポールにある「ブラック・タイディング」社の
秘密口座に、約2億2300万円という巨額の裏金を払っていたという不正疑惑です。

■東京五輪招致委員会 → IAAFディアク親子に裏金
時期:2013年7月・10月の2回
口座:シンガポール「ブラック・タイディング」社
金額:約2億2300万円

■なぜディアク前会長に裏金を?
ディアク前会長は、昨年の11月に別の不正疑惑があり、会長を退いています。
それは、今回裏金が支払われたのと同じ秘密の口座で起きています。
ロシアの組織的なドーピング問題で、ディアク前会長たちIAAFが裏金と引き換えに、
ドーピングを見逃す口利きをした疑いです。

2013年9月、「東京五輪開催」を決めるための投票がIOC総会で行われたのですが、
当時ディアク前会長はIAAF会長であると同時に、IOC(国際オリンピック委員会)の
委員も兼任していたので、投票には対して影響力を持っていたとみられています。
その影響力を利用して裏金をもらい、2020年の五輪開催地が東京になるように
手引きしたようです。