確かにあの一報を読んだ時微妙な違和感を感じた。手術は成功した、しかし…
ここで感じた事は身近にいた関係者でさえ馬がどういう容体であるか正確には分かっていなかったのではないかということだ。
だから手術が成功すれば回復してくれるに違いない、そう考えていたのではないか。その前向きな考えから手術に踏み切った。
しかし、容体は想像以上に悪く、手術が馬の体力を奪った事もあり自立出来なくなった。
おそらくはこういう事ではないかと考えている。もしこの通りなら誰が手術の是非を問えるのか?
人間は全能ではない、だから人間なのだ。