シェーングランツ・蛯名が黒光りする馬体の鞍上で驚いた顔を浮かべた。
「レースで乗らない馬のコメントはしづらい」と言いながら「春とは全然違う。オークスの時は減った体を戻しながらの調整だった。調教の手応えだけで言えば今回は突き抜けるかも…」

厩舎では藤沢和師が返り咲きのフジのような笑顔の花を咲かせた。
「ひ弱さが取れて、ビックリするほど体の張りが増している。春は姉(ソウルスターリング)ほどたくましくなかったが、どんどん良くなってきた」。
桜花賞(9着)、オークス(7着)とも後方から直線で差を詰めてきたが「今度はモタモタして後方に置かれることもないと思う。レースの流れに乗れるんじゃないか」と続けた。

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