ワールドプレミアの生産者、ノーザンファームは昨年のフィエールマンに続く連覇。
吉田勝己代表(70)は「いいレースでしたね。良発表だけど時計のかかる馬場でしたし、そのなかで鞍上もうまく乗ってくれました」と頬を緩めた。

馬主の大塚亮一氏(44)=大塚総合税理士法人代表=にとっては、うれしい初のGI制覇。「長かった。29年越しですから」。
高校時代の1990年、オグリキャップのラストランとなった有馬記念を見て武豊騎手に感化され、JRA騎手を目指すも不合格に。
それなら…と、次は「馬主になって武豊騎手に乗ってもらおう」と誓った。初めて所有したカルテブランシェ(2007年産)の背中にいたのは、まさにその人。
今回、初のビッグタイトルをプレゼントしてくれたのも同じレジェンドだった。「(騎乗依頼を)断られるまでユタカさんで行こうと決めていました。本当に良かった」と喜びをかみしめた。

http://race.sanspo.com/keiba/news/20191021/ope19102105050002-n1.html