「第68回阪神大賞典」(G2・芝3000メートル)が阪神競馬場で行われ、単勝1・6倍という圧倒的な支持を集めていた1番人気のキセキは、大きく出遅れるアクシデントに見舞われ、7着に敗れた。

 後方から1周目のスタンド前でポジションを上げ、好位まで押し上げる形。だが、直線で押し切るだけの余力は残っていなかった。
「返し馬ではいつも通りの雰囲気でしたが、ゲートが開いても出る気を起こさず、出た後はひたすら暴走してしまいました。
今後、競馬場に来るたびにどんな反応をするのか心配なところです」。レースを振り返った川田はパートナーの内面に心を寄せ、思いやった。

 管理する角居師は今後について「白紙です」と話すにとどめたが、さらに同馬は発進不良(出遅れ)のため「発走調教再審査」を命じられるなど、今後に向け大きな課題を残す1戦となった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00010057-chuspo-horse