岐阜県地方競馬組合は23日、笠松競馬関係者から競馬法第29条違反(馬券購入)の疑いで警察の捜査を受けた旨の報告があったと公式サイトで発表した。
同組合事務局によると、所属の調教師1人、騎手3人が20日に岐阜県警岐阜羽島署から事情聴取を受け、自宅や厩舎などを家宅捜索されたという。

中央競馬や地方競馬のあり方を定めた競馬法では、不正防止の観点から、地方競馬の調教師や騎手、厩務員らが地方競馬の馬券を購入することを禁じている。
馬券の譲渡も禁止されており、違反すれば100万円以下の罰金が科される。

同組合事務局は「逮捕されたわけではありません。現段階では警察の捜査を見守るだけです」と話している。笠松競馬場は現在、走路の改修中で、6月20日から8月9日まで開催を休止している。
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