で、手前の使い方、指示の出し方の基本が分かったとこで、コントレイルとアリストテレスの追い比べを見ていこうか。

右回りコーナーを右手前で回って直線に入って左手前に替える。ここまでは両馬オッケー問題なし。
(両馬ともここから左手前)

で、その状態で進んで直線中程でコントレイルが追い詰められるだろ?
この場面、要注目で福永が「もうたまらん!」「このままでは差し切られる!」とコントレイルを右手前に替えさせて突き放した。
(この時点でコントレイルは右手前に、アリストテレスは左手前のまま)

で、アリストテレスはこれに応戦するのかといえば、とくに動きはなく左手前のまま。

その態勢で追い比べが続き、徐々にまた両馬の差が縮まったもののコントレイルが前に出たままゴール。
ゴール直前にコントレイルが再度左手前に戻しているが、これは馬の方が右手前で走ることに疲れたので勝手にやった動きだと思う。
アリストテレスは直線ずっと左手前のまま。

見比べてどう思う?
アリストテレスは「温存してた右手前を解放したら勝ててたんちゃうの?」って思うよね。
ルメールはなぜアリストの右手前を解放しないんだと。

レース映像をスロー再生すれば競馬初心者でも確認できるから見てみ。

ちなみにルメールがアリストの右手前を使わなかった理由はルメールに聞かないと分からん。