他人が思わぬ不幸に見舞われたとき、あなたはどう考えますか。日本人はアメリカ人よりも「不幸に見舞われたのは、日頃の行いが悪いから」と考えやすく、アメリカ人は「不幸もいつか人生の糧になる」と考えやすいことが、近畿大学の村山綾准教授、大阪大学大学院の三浦麻子教授、北海学園大学の古谷嘉一郎准教授の心理学実験で示されました。日頃の行いが悪い→報いは当然という考えは、偏見を助長し、やがて差別を生みます。自己責任どころか自業自得なのでしょうか、この国は。