■「裏面の韓国」  沖田錦城・著  輝文館・刊 明38.4 (1905)
(五) 世界一の不潔国民−韓国の七大産物

 韓国内地を旅行すれば、路傍や街路中に累々たる黄金の花が、場所も嫌わず
狼藉と咲き乱れていて足の踏み場も無く、潔癖な者は一目見てその不潔と臭気に驚く。

 彼ら韓人の尻の癖が悪いのは実に世界の名物というべきで、現にこの国の中央都会の
地である京城(ソウル)が、一名を糞の都と綽名されているほどで、至る所人糞あるいは
牛・馬糞を見ない事は無く、とてつもない臭気は鼻を襲い、目を顰めない者は無い。

 京城市内を流れている川など、各戸から排泄される糞尿が混ざり、その水は一種の
黄色となりドロドロとなっているのは実に目もあてられない有様だが、彼らはとんと
平気なもので、その糞川の水で洗濯などしている。なんとも耐えられない話だ。

 毎年夏になると伝染病が流行し、その伝染病に罹る者の多くは韓人で、大流行して
数千人が死ぬのは珍しくは無い。これらはつまり便所の整理がまったくされておらず、
雨の日に糞尿がドロドロになって流れ、人馬の脚や車のために四方に蹴散らされる、
言語に絶する光景から起こるのである。

 しかし冬の日などは寒さで凍りつくから、あまり臭いもせず特別ひどくは無いが、
夏になったらたまらない。蛆や蝿が幾千万匹も群がり食物などに付着するので、その不潔さ、
煩さ、まったく話も出来ない。この状況で彼らは所選ばず(糞尿を)垂れ流すばかりか、
便所に有る糞尿もどんどん川に流れ込むので、そのアンモニア質が自然と地中を伝わり
雨や雪の作用で飲料水に影響を与えるから、伝染病が流行するのも無理は無い。
<中略>
 そこで或る人が京城市内における人糞牛馬糞などを掻き集めれば、見事な高山ができそうだ、
廃物利用として一大肥料問屋を開業したら必ず一儲けできるに違いないと言っていた。
糞の都における糞問屋、何と面白い考案ではないか。

 兎に角、糞は煙管、虱、虎、豚、蝿と共に韓国の七大産物とでも言うべきである。

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