衛星攻撃を想定 米机上演習参加
毎日新聞 2017年12月2日 東京朝刊

 防衛省は来年度、人工衛星への攻撃などを想定した米空軍主導の多国間の机上演習に初めて参加する。内閣府の宇宙政策委員会が1日にまとめた宇宙基本計画の工程表に盛り込んだ。

 米空軍宇宙司令部が来秋に行う「シュリーバー演習」で、2001年に始まり、米英や豪州、カナダなどが参加している。人工衛星などに対する軍事攻撃やサイバー攻撃などを想定し、対処法などを机上で訓練する。

 防衛省は参加について「宇宙空間での日米協力の強化や、わが国の宇宙システムの機能保証の向上の観点から有意義だ」と説明している。【酒造唯】

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