その背景には、国連の北朝鮮に対する経済制裁が累次に及び行われた結果、
制裁決議内容はほぼ限界にまでなっていることが大きく影響しているだろう。
この冬にエネルギー関係の対外取引を制限されるのは、北朝鮮にとっても痛い
ところだ。

とかなり実効的な措置が採られており、国連内からもこのままでは北朝鮮経済は
壊滅的になるという見方もでている。たとえて言うと、クビを絞めているが、
ほんの少し力をぬいている状態とはいえ、長時間になれば窒息死する程度である。
しかも、昨年12月末のクリスマス休暇で、在韓米軍の家族は一時アメリカに帰国
している人も少なくない。そのまま、アメリカに滞在して韓国に戻らなければ、
アメリは比較的容易に軍事オプションを行使できうる状態になっている。
そうした状況に対して、金正恩氏がついに反応せざるをえなかったのだろう

現代