李氏朝鮮時代の身分制度・・・・・日韓併合前の朝鮮半島の政治形態
官僚による中央集権制度で政治を行い、軍事反乱を恐れて地方豪族や軍閥を全て排除し、軍部の地位
を低く抑えていた。農民の反乱を抑えることが出来ないような軍隊で500年間国を維持できたのは、
中国(明・清)の属国だったからである。

富を奪う身分(両班)と奪われる身分(両班以外)に二分でき、奪われる側は甚だしい劣悪な生活に
追い込まれ、庶民文化 ・教育・伝統・芸能・職人の技術・労働意欲などが全く育たなかった。
三権分立などなく、地方長官や中央役人が全ての権限を握り、富を奪う為にその権限と利用していた。
少数の支配者にとっては理想国家であろうが、支配される大勢の者たちにとって「劣悪非道の暗黒国家」である。