4.「竹島(独島)は紛争地域」
IOCは竹島を「紛争地域」と考えている。
つまり韓国、日本のどちらかの肩を持たないという意味だ。
このような点から、IOCは「竹島」問題が、オリンピックの課題に浮上することを
快く思わない。
韓半島旗に独島を表記するなら、韓半島に存在するすべての島を表記しなさい、
というのがIOCの立場だ。
済州島、鬱陵島、独島など、一部の島だけを表記した場合、「政治的な意思表示」
とみなす、ということ。
現在、東京オリンピック組織委員会のホームページの聖火リレー地図を見ると、
日本のすべての島が表記されているが、ここに竹島も日本の土地だとしている。
このため、IOCは日本側に積極的に「竹島削除」を要求していない。

5.「旭日旗」をよく知らない
IOCの主流は、いまだに米国と欧州の白人だ。
ドイツナチス政権の象徴である「ハーケンクロイツ」文様は、あまりにもよく知っているが
「旭日旗」が日本軍国主義の象徴であるという点は、正しく認識されずにいる。
日本が「旭日旗」をはためかせたら、韓国や中国などアジア人がどれだけ苦い痛みを
抱くかへの共感がほとんどない。
SBSは最近、IOCに「旭日旗を許可」するかどうかを問い合わせたが、
帰ってきた公式の回答は
「オリンピック競技場は、政治的なデモから自由でなければならない」
という的外れな回答だけだった。
事実上、東京オリンピックで旭日旗の使用を許可したということだ。