日本人へのビザ免除停止 「維持の可能性高い」=韓国首相
2020.03.27 17:11

【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は27日、
ソウル市内で行った外信記者クラブとの懇談会で、最近東京で多くの
新型コロナウイルス感染者が出たことに言及しながら、このような状況が続けば
日本人への査証(ビザ)免除停止措置などが維持される可能性が高いと述べた。

 日本は5日、韓国からの入国者に対し、自宅やホテルでの14日間の待機や
ビザ免除停止などの措置を発表。韓国は翌日、相応措置の一環として、
日本人のビザ免除の停止と発給済みビザの効力停止を決めた。

 丁首相は「国民的な総力対応の結果、韓国での(1日の新型コロナ)感染者数は
海外流入による感染者を除き、2桁台に減少する傾向にある」として、
「だが決して楽観できない状況で、新型コロナウイルスとの闘いは長引く可能性がある」
と説明。油断せず、長期戦に備えていると強調した。

 また、「韓国は毎日1万件以上の検査を行い、迅速に新型コロナウイルスを
遮断している」とし、「毎日2回の定例会見で新型コロナウイルスの発生状況や
政府・自治体の対応について透明性を確保しながら公開している」と述べた。