>>784

 にも拘(かかわ)らず、日本でも韓国のウイルス対策を持ち上げるムキがいる。
例えば、

「3月中旬時点で新型コロナウイルスによる致死率の世界平均が3・4%だったのに
韓国は1・0%であることを紹介し、韓国の検査徹底の方針を見習うべきではないかと
言わんばかりのテレビ報道がありました」(厚労省担当記者)

 それに比べ、3月29日の時点で日本の感染者数は2612人、死者は66人だから致死率は2・5%。
単純にこの数字だけを比較すると「韓国礼賛」の結果が導き出されることになる。

 ところがこの致死率が曲者で、検査対象を広げれば同時に「分母」も増えるわけだから
自ずと致死率は下がる。畢竟(ひっきょう)、医療崩壊状態のイタリアのような
例外を除けば、検査すればするほど致死率は低くなるわけだ。

 しかし、ここで冷静に考えてみる必要がある。
果たして分母は感染者数であるべきなのだろうか。

 実際、「もうひとつの致死率」が存在する。
各国の研究者などが協力しているサイト「ワールドメーター」によると、
3月28日時点で人口100万人あたりの死者数はイタリアが151人、
韓国は3人であるのに対し、日本は0・4人に過ぎない。
分母を人口にして試算する「真の致死率」は、韓国より日本のほうが圧倒的に低いのだ。

https://www.dailyshincho.jp/article/2020/04070801/?all=1