米教育省はテキサス大学システムに対し、新型コロナウイルス感染の起源になった可能性があるとして米当局が調査している中国の研究施設とのやり取りに関する文書を提供するよう求めた。

 提出を要求されたのは、中国科学院武漢ウイルス研究所およびコウモリの研究で知られる同研究所の研究者、石正麗氏から提供された物品や記録。これは、テキサス大学が外国資金について不正な財務情報を開示した可能性を巡る広範な調査一環だ。

 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した教育省の書簡は、テキサス大学システムに対して中国共産党とのつながりの可能性や、華為技術(ファーウェイ)や中国石油天然気(ペトロチャイナ)など20を超える中国の大学や企業との関係に関する文書を提出するよう求めている。