JoyDivision_03
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もうフロントマン死んでて再結成はありえないんだし、いまさらの話題しかないだろ >>220 PILとかもあったな ああいう絵のセンスのやつらはTMネットワークとかボウイとかビジュアル系とか世紀末がお似合いなのにな 後ろ髪伸ばしたバンド BMWのCM曲にジョイ・ディヴィジョン! と思ったらモービーのバージョンかぁ・・・ http://www.youtube.com/watch?v=YWlWZ6hRsOQ 保守 寒いんだけど日差しは暖かい 今日帰宅したらceremonyを聴く どうすればバーニーみたいなかっこいい音が出せますか hacienda、はぴまんドタキャンでフキとrowettaとでしりふきする様なのだが この組み合わせ=JDやるってことか? hook & the lightsのDVD注文した ちゃんと届くかな? 届いた ttp://hacienda.mamstore.co.uk/item/Music-and-Merchandise/Peter-Hook-and-The-Light-Live-At-The-Lowry-DVD/3RQX この人らは 惨めったらしく過去の遺産で食いつなぐなんてことは しないと思ってたのになぁ ceremonyのためだけにstill買わんといかんのか・・・ 映画「イコライザー」で New Dawn Fades流れてた 「ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)のベスト・ソング TOP10」を米国の音楽サイトStereogumが発表 10. “Disorder” (from Unknown Pleasures, 1979) 9. “The Eternal” (from Closer, 1980) 8. “Atmosphere” (from Substance, 1988) 7. “Shadowplay” (from Unknown Pleasures, 1979) 6. “Twenty Four Hours” (from Closer, 1980) 5. “Love Will Tear Us Apart” (from Substance, 1988) 4. “New Dawn Fades” (from Unknown Pleasures, 1979) 3. “Passover” (from Closer, 1980) 2. “Transmission” (from Substance, 1988) 1. “Dead Souls” (from Substance, 1988) http://amass.jp/37631/ ceremonyのライブ音源はバーミンガム大学でのものしか無いって事でOKですか? >>263 1. Decades 2. Twenty Four Hours 3. The Eternal 4. I Remember Nothing じゃないのが不思議 ハネットがプロデュースしたceremonyが聴きたかったな ピーター・フックがジョイ・ディヴィジョンの全楽曲を演奏する チャリティ・コンサートをイアン・カーティスの命日に教会で開催 http://amass.jp/54016/ IAN CURTIS 18- 5 - 80 Love Will Tear Us Apart 合掌 沈黙のうちに歩め 沈黙のうちに。俺を置いて行かないでくれ、 油断するな 危険はいつも待ち伏せして居る。 終わりのない話 命の洗濯、 沈黙の中に俺をおいて行かないでくれ。 沈黙のうちに歩め 沈黙のうちに。俺をおいて行かないでくれ お前の困惑 俺の幻想; 自己嫌悪のマスクのように 反発しあい、やがて死んで行く 俺をおいて行かないでくれ。 お前たちにとっては、なんでもないこと。 ありのままの姿を見せ 気ままに振る舞う 川の流れに獲物を探し 街をさまよう だがそれもすぐに飽きて 人並みに居を構える。 沈黙の中に俺をおいて行かないでくれ 行かないでくれ。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1167934351 しかし、辺縁系の症状レベルがどの程度であれ、虫部の血流量はトラウマ経験のある人たちでは 極端に減少していた。小脳虫部の血流量が低いということは、ここが十分に機能していないことを示 している。一般に虐待を受けた人では側頭葉てんかんチェックリストのスコアは高くなる。おそらくこ れは虫部が十分に機能していないので、辺縁系の電気的興奮を鎮められないためだろう。 これらの発見から、境界性人格障害が出現するメカニズムに関して興味深いモデルを作ることが できる。これらの患者では脳梁が小さく、左右の大脳半球の統合がうまくいかない。このため、左優 位から右優位の状態に突然に移りやすいに違いない。左右の優位性が変わると同時に、全く異なる 情動や記憶が生じる。友人や家族、仲間たちに非常に親しげに接したかと思えば、手のひらを返した ように反抗的な態度をとることがある。優位半球の突然の入れ替わりが、この特徴を生み出すのだろ う。その上、辺縁系の電気的興奮は攻撃や激怒、不安などをもたらしてしまう。側頭葉の脳電図異常 は、自殺行動や自傷行為を起こしがちな人によく見られる現象なのだ。 http://reonreon.com/data-2006-01.html 先日ユニオンでStillのlp買ったのだけど、届いたのが一枚組のものだった。品番はfact40なんだけどこれって非正規品かな? ↑多分、バーミンガム大学で行われたライブ音源のDisc2を抜いた非正規品。 ところで、New Orderの新作は皆さんどうでした? New Orderは好きじゃねえ、って人もいるかもしれないですが…。 >>279 フッキー抜きはneworderじゃなくbad lieutenantか The Other Threeって感じ stillのボーナストラックそんな良いの? 安いからないのにしちゃった あとcloserもなんか白じゃなく黄色い ジョイ・ディヴィジョンのベストソング10 by 久保憲司 http://ampmusic.jp/6910/ >>285 >ジョイ・ディヴィジョンとペル・ウヴを比較する人はあまりいないんですけど、この曲を聞くとジョイ・ディヴィジョンは >ペル・ウブの「Final Solution」などの初期の作品に影響されていますよね。イアン・カーティスの恐怖のヴォーカル >はペル・ウヴのデヴィッド・トーマスのヴォーカルにそっくりです。 ふむ。。 Love Will Tear Us Apart 黙祷 気がつけばイアンの2倍も生きている自分がいる…。 R.I.P. Ian Curtis 暗くて下手くそでキモイし、音もペナペナで 昔は本当に受け付けない音だったんだけど 久々にyoutubeやgoogleplay musicで触れてたら なんか沁みてきた Fractured BoxとRefractured Boxって同じ曲でも秒数と音質どうして違うんだろ イギリスの子供向け番組「テレタビーズ」の映像をモノクロにしてバックに「Atmosphere」を流した結果 https://www.youtube.com/watch?v=98lOJGTe1M0 2012.11.30 ピーター・フック、ジョイ・ディヴィジョンの名曲について語る 元ジョイ・ディヴィジョンで元ニュー・オーダーのベースのピーター・フックは"ラヴ・ウィル・ティア・アス・アパート"の 歌詞について初めて真剣に考えてみた時にいかに驚いたかについて語っている。 『NME』との動画インタヴューに応えたピーターは歌詞が「あまりに刺々しくて悪意に満ちていることに衝撃を受けた」 と語っている。 「これは性急に書かれた曲だったんだよね」とピーターはさらに説明している。「正直言ってこの内容に踏み込んで分 析してみたのは、自分で歌うようになってからなんだけど」と説明し、「とりあえず、この曲が自分に向けて書かれたも のだったら本当に嫌だなあと思うよ」と語っている。 今回のインタヴューは『NME』の『ソング・ストーリーズ』シリーズの一環としてのもので、ピーターは他の有名なジョイ・ ディヴィジョンの作品についても語っている。特にピーターが「ほとんど偏執的に歌われている」と説明する"トランスミ ッション"について「今でも誇りに思っている」と語っている。 また、ピーターはある記事の指摘についても触れていて、それによればジョイ・ディヴィジョンの"アトモスフィア"は葬 式で最も頻繁に使われるロック・ナンバーのひとつだそうで、その一方でロビー・ウィリアムズの"エンジェルス"は最も 頻繁に結婚式で使われるトラックなのだとか。これに触れてピーターは「本当に俺たちの方で"エンジェルス"を書きた かったなあって正直思ったりするよ」と語ってみせているが、それと同時にこの曲も誇りに思っていて自分の葬式でも かけてもらうつもりだと打ち明けている。 ピーターの動画インタヴューはこちらから→ http://www.nme.com/nme-video/song-stories---peter-hook-on-joy-division/1990415188001 (c) NME.COM / IPC Media 2012 http://ro69.jp/news/detail/75590 SubstanceあったらWarsaw買わなくていいかな? Noveltyかっこいい New Orderでもやってほしい 改めて聞くとすごくいいのある アトモスフィアーとか Love Will Tear us Apart (Martin Hanett version)はCD化されてない? https://www.amazon.co.jp/TOTAL-JOY-DIVISION-NEW-ORDER/dp/B004Z1Z9GK >今回Frank Arkwrightという人が全曲リマスターしてるのだが、これがすごい。一応既発のJDとNOの >ベスト/企画盤関連はコンプリートしてるのだが、ここに収録の"Love Will Tear Us Apart"のイアン >のボーカルの霊的な感じ、正にあの世から聴こえてくるような響きはこれまでのどの盤でも聴かれな >かったものだと思う。 だそうだが… メタルギアソリッドファントムペインでLove Will Tear us Apart聴けてビビった 最近NHK-FMで「Love will〜」のカヴァー曲を聴くことが多い気がする 映画「READY PLAYER ONE」でアンノウン・プレジャーズTシャツ出てきたね。 起きたら夜になっていた だから僕はジョイ・デヴィビジョンのレコードを何枚も聞いてしまった ジョイ・デヴィビジョンは夜の夜景にこそ似合うバンドだと思う 僕には真昼の太陽の輝きは眩し過ぎる あっけらかんとした笑いも眩し過ぎる だからといって、闇の中で肩を寄せあいながらのヒソヒソ話が好きなわけじゃない 僕は、ただ、雨の日が好きなだけなんだ 忙しい毎日の中で何か大事な事を忘れてしまってるんじゃないか? ふとそう思う時がある それは何か? それについて考えみる事にする ジョイ・デヴィビジョンのレコードを聞きながら 確実にどんな人でも可能な稼ぐことができるホームページ 関心がある人だけ見てください。 検索してみよう『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』 U3P 千原兄がいってQみたいな番組でunknownT着てた 「Leaders of Men」ってツェッペリンの「Achilles Last Stand」とソックリじゃね? ピーター・フック、ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダー時代のベースや革ジャンなどをオークションに出品 http://amass.jp/113302/ The 1975 - Give Yourself A Try https://www.youtube.com/watch?v=zUzBfBqbSmc リフが「Disorder」そのまんまw 【第1位】BRUCE SPRINGSTEEN/WESTERN STARS 先週:-位 登場週数:1週 最高位:1位 初登場! 【第2位】MADONNA/MADAME X 先週:-位 登場週数:1週 最高位:2位 初登場! 【第3位】LEWIS CAPALDI/DIVINELY UNINSPIRED TO A HELLISH EXTENT 先週:1位 登場週数:5週 最高位:1位 ↓ 【第4位】BASTILLE/DOOM DAYS 先週:-位 登場週数:1週 最高位:4位 初登場! 【第5位】JOY DIVISION/UNKNOWN PLEASURES 先週:-位 登場週数:2週 最高位:5位 再登場! Noveltyってサブスタンスの他にないのかな? 他のも聞きたい ジョイ・ディヴィジョンについての物語は幾度となく語られてきたが、 その内容はあまりに奇妙で信憑性に欠ける感さえある。 パンクの歴史本の決定版とされる『Englands Dreaming』で知られる ジョン・サヴェージは、1970年代からバンドを追い続けた人物の1人だが、 彼が新たに発表する『This Searing Light, The Sun and Everything Else』 では、これまでとは異なる切り口でバンドの歴史を描いている。 バンドのメンバーのみならず、その仲間や敵、関係者たちの証言を収めた本書は、 ロック史上最も謎めいたバンドのひとつであるジョイ・ディヴィジョンの真実に 肉薄するオーラル・ヒストリー本だ。 同書でサヴェージは、ジョイ・ディヴィジョン結成直後の日々について 深く掘り下げている。 マンチェスターから世界に羽ばたこうとした悪ガキたちが、 ボウイに憧れるフロントマンのイアン・カーティスと共に描いたはずの夢は、 バンドにとって初のアメリカ公演前夜にもたらされたシンガーの死という 知らせと共に砕け散った。 同書からの抜粋となる本記事では、当時ワルシャワと名乗っていた (ほどなくしてジョイ・ディヴィジョンに改名する)みすぼらしい4人組が 初ライブを行うまでの経緯を描いている。 セックス・ピストルズと名乗る若手バンドが彼らの街にやってきた時、 彼らだけでなく、マンチェスターに生きる全てのバンドマンの人生は一変した。 才能の有無にかかわらず、そのライブを目撃した人間はもれなくバンドを 結成することとなった。 当時俺は市役所に勤めてた。 その仕事が向いてないことは自覚してたから、勤務中に気を紛らわせるためのものを たくさん持ち込んでた。 その大半は本だったんだけど、俺は音楽雑誌を隅々まで読んでたから、 新しいのが出る水曜の朝を毎週楽しみにしてた。 ヘヴィメタルのバンドばかり追っかけてた俺にとって、 セックス・ピストルズは突拍子もない存在としか言いようがなかった。 とにかく奇妙で、もはや異文化だった。 がさつなところにすごく共感を覚えて、俺は即ハマった。 昔ツレの2・3人と一緒に、俺のMark 10 Jag 420Gでデヴォンまで出かけて、 3週間くらい車中生活をしたことがあった。 朝になると車から這い出て、朝飯と体を洗えるところを求めて周囲を彷徨い歩いた。 その時、偶然目にとまったMelody Maker誌を退屈しのぎのつもりで買った。 表紙はセックス・ピストルズで、ジョニー・ロットンが客と喧嘩してる写真だった。 興味を持った俺は、それを他の奴らにも見せてやった。 仕事に戻ったある日、面白そうなイベントを探してEvening Newsの クラシファイド欄に目を通してた俺は、 「セックス・ピストルズ Lesser Free Trade Hall チケット50ペンス」 っていう広告を見つけた。 俺はバーナード・サムナーとテリー・メイソンを誘って、3人でそのライブに 行くことになった。 50ペンスのチケットは今でも持ってるよ。 それはもうひどい内容で、まるで車の衝突事故を目撃したかのようだった。 あんなライブはそれまでに経験したことがなかった。 ディープ・パープルやレッド・ツェッペリンを含め、俺は無数のバンドのショーに 足を運んでたけど、あんなにもカオティックで刺激と怒りに満ちたライブは 初めてだった。 彼らを観てると、何もかもぶっ壊したくなる衝動が湧いてくるのを感じた。 ひどいライブだったけど、ばかげたことに俺はこう感じたんだ。 これなら俺にもできるかもしれない、ってね。 そこにいたのは全部で42人か43人だったと思う。 その数字には俺とハワード、それにピストルズのメンバーも含まれてたかもしれない。 俺はキャッシャーをやってて、受付で客の相手をしてた。 俺もハワードも、マンチェスターには何のツテもなかった。 俺たちはシーンの一部でもなかったし、遊び仲間も数えるほどしかいなかった。 俺たちにとってあの街は、単なる大都市でしかなかったんだ。 会場にはいろんなやつらが来たけど、誰もがよその世界の住人みたいに見えたし、 それは向こうにしても同じだったと思う。 人が少なかった上に、イベント自体がなんとなくそういう雰囲気だったこともあって、 終演後には客同士の間で自然に会話が生まれてた。 「やぁ、君はあのイベントにも来てたよね」みたいな感じでさ。 ああいう形で交流が生まれるのは、当時じゃ極めて珍しいことだった。 イエスみたいなバンドやポップに興味がないやつらは、みんな肩身の狭い思いをしてたからな。 セックス・ピストルズの伝説めいたFree Trade Hallでのライブ、俺たちはあの場にいたんだ。 演奏自体は大したことなかったんだけど、「俺も彼らみたいになりたい」と思わせてくれるライブだった。 テクニックがなくてもバンドはやれる、そう気付いたんだ。 ミュージシャンは誰もが崇めるような存在でなくちゃいけないっていうポップスター神話を、 彼らは木っ端微塵に破壊した。 一緒に行った友達にはこう言われたよ。「何てこった、あの程度のギターならお前にだって弾けるぜ」 70年代の音楽はテクニックこそすべてって感じだった。 リック・ウェイクマンのソロなんて、1秒間のうちに1000音くらい出してた。 アメリカ西海岸のプログレバンドの大半は生ぬるくて女々しかったけど、 ミュージシャンは神様のように崇められる存在で、リスナーは彼らの前にひれ伏してた。 「なんてテクニックだ、すげぇ」みたいな、ジャズに似たメンタリティだったんだ。 でもセックス・ピストルズのライブが始まった瞬間、これはまったくの別物だって悟った。 「テクニックなんてくだらねぇ、3コードさえ知ってりゃバンドはできる」そう宣言してるみたいだった。 コードを3つ覚えて曲を書いたらバンドを始める、そういうことなんだよ。 その後、俺とフッキーはその通りにした。 俺はギターの教則本を、やつはベースの本を買った。 俺たちは楽器を持って、アーウェル川を渡ってすぐのところにあった祖母の家に行った。 アンプは持ってなかったから、祖母が持ってた40年代の蓄音機の針を外して、 そこにギターとベースのアウトプットを無理やり繋いだ。 古い蓄音機だったけど、いい音だったよ。 俺たちは文無しだったから、他に使えるものもなかったしな。 それから俺たちは、2人で曲を書き始めたんだ。 その夜のうちに、俺たちはバンドを組んだ。 「バンドやろうぜ」の一言で始まったけど、その後の道のりは楽じゃなかった。 バーナードは以前に母親からギターを買ってもらってたから、それを使うことにした。 ジョイ・ディヴィジョンにおけるテリーの役割は決まっていなくて、 ヴォーカルだったりギタリストだったりドラマーだったり、 かと思えばマネージャーや照明係、ローディーだったこともあった。 俺はピカデリーにあるMazelsに行って、こういう感じのベースが欲しいって伝えた。 俺の希望に見合うのはひとつしかなくて、35ポンドのSGのコピーだった。 母親から金を借りないといけなかったけど、後でちゃんと返したよ。 それが俺たちのバンドの始まりさ。 俺がやつらを無理やり連れて行ったんだ。 当時はフッキーもバーニーも音楽雑誌を読んでなかったし、(ジョン・)ピールの番組も 聴いてなかった。2人とも彼女がいたし、日常に特に不満は持ってなかったはずさ。 そんな状況が突如一変したわけだ。 それまでバンドっていうのは敷居が高くて、人生の大部分を費やさないといけなかったのに対して、 パンクに必要だったのはアティテュードと、ほんの少しのコードだけだった。 ものすごいスピードと爆音で弾いてりゃ、ミスっても誰も気づかないからな。 テリーはギャングの一味みたいなもんだった。すごくエキセントリックなやつでね。 セックス・ピストルズのことを俺たちに教えてくれたのもあいつだった。 メンバーがステージ上で喧嘩するっていうのをNMEで読んで、俺たちに声をかけてきたんだ。 「このバンドを観に行こうぜ。ステージ上でメンバーたちが殴り合うらしいんだ、笑えるかもよ」 俺はボウイとヴェルヴェッツ、それにイギー・ポップとも話したことがあったけど、 特に刺激を受けたりはしなかった。 でもセックス・ピストルズを見た時は、かつてないカタルシスを感じた。 「これなら俺にもできる」そう思ったんだよ。 イアンもそこにいたのを覚えてる。フッキーとバーニーもね。 やつらはミック・ハックネルもいたって言ってるけど、チャーリー・ドレイクそっくりのあの顔を 俺が見落とすはずがないんだ。 俺は当時、ウィゼンショウ出身のラムってバンドにいたんだ。 絶対成功できるって思ってたけど、現実はそう甘くなかった。 それで俺はバンドを抜けたんだ。 当日のショーは早めで、7時30分開演ってことになってた。 会場はFree Trade Hallっていうコンサートホールだったから、普通のクラブみたいにはいかなかったんだ。 その日の昼にVirgin Recordsに行ったんだけど、店内には古いNMEのページをコピーしたやつが積んであった。 喧嘩騒ぎになったナッシュヴィルでのライブについての記事で、客にパンチを浴びせたジョニー・ロットンは 気狂いだって書かれてた。 チケットはたった50ペンスだったし、俺たちは興味津々で遊びに行った。 会場に着いてバンドの出演時間を知った時はびっくりしたけどね。 当時俺は15歳で、帰宅したのは22時半〜23時頃だった。 前座はSolsticeっていうヒッピーのバンドだったんだけど、マウンテンのナンタケット・スレイライドの カヴァーを演ってて、嫌な予感がし始めてた。でもセックス・ピストルズがステージに出てきた時、 その見た目だけで前座のやつらとは完全に別物だって悟った。 俺の隣には男友達が座ってて、そいつはあろうことかセックス・ピストルズって名乗ってたんだけど、 バンドが登場するやいなやステージにむかってこう言った。「あーあ、あんたあんまセクシーじゃないね」 ジョニー・ロットンはすぐさま反応して、そいつを睨みつけてこう言った。 「だから何だ?セックスしてぇのか?」 すると俺の友達はこう返した。「50ペンスでそこまでしてくれるとは思わなかったな」 演奏が始まると、やつらが腕利きのミュージシャンだってことがはっきりした。 噂を信じるもんじゃないぜ、セックス・ピストルズの連中は楽器が弾ける。かなりの腕前さ。 客は45人くらいで、50人以上ってことは絶対になかった。 ボウイのクローンみたいなやつらやヒッピーが多くて、すぐ仲間意識を覚えたよ。 アンコール前にバンドがチューニングやら何やらで準備してた数分間、最前列にいた俺たちは ジョニー・ロットンと話すことができたんだ。 ずっと閉じこもってたベッドルームから思い切って飛び出した音楽ジャンキーたち、 彼らのことを僕はそう認識してる。 ポップグループの一員になるっていうのは、社会不適合者の彼らが他人と接するための唯一の手段だったんだ。 マンチェスターの面白いところは、中心地っていうのが存在しないところだ。 そこにいる人々の大半は、ストックポートとかチョーリー、オールダム、マックルズフィールド、サルフォード、 そういう周辺の町から来ていた。そのせいか、街には小さな集落みたいな雰囲気があった。 初めてライブを観た時のことはよく覚えてるよ。客はあまりいなかったけど、本当に衝撃的だった。 未知の何かを突きつけられて困惑し、誰もが言葉を失っていた。もちろん、当時の映像を今観ても そんな風には思えない。服装も地味だし、髪型も特に奇抜ってわけじゃない。 最初のライブの時はもう少し短かったけどね。 まだヒッピー予備軍だった僕らは、そのまったく新しい世界に足を踏み入れる準備ができてなかったんだ。 メンバーがステージに現れた途端、会場に異様な空気が立ち込めた。 その4人は見るからに、何か不穏なものを感じさせた。 彼ら自身というよりも、30年代のカルトホラー映画『Freaks』に出てきたボンデージ姿の 小人たちを思わせる彼らの取り巻きが、ステージ脇でうろうろしてたことが原因かもしれない。 とにかくエキゾチックに思えた。 正直なところ、彼らの見た目はフェイセズと大差なかった。 しかし演奏はまったく別で、バンドの背景について知っていたことも関係しているかもしれないが、 彼らのショーはまるで舞台演劇であり、ロックとはかけ離れたものに感じられた。 従来の文脈では語れない、まったく別の何かだった。 弾いているパターンやコードは使い古されたものであるにもかかわらず、どこか非現実的で違和感に満ちていた。 古典的なのに、そのサウンドには奇妙なアヴァンギャルド感があった。 弾いているパターンやコードは使い古されたものであるにもかかわらず、どこか非現実的で違和感に満ちていた。 僕はひとりで来ていた。 ファウストやビーフハートがそうだったように、噂は南部の方から流れてきていて、ストゥージズみたいな 予想不可能な何かを目撃できるんじゃないかという期待を抱かせた。 小さな劇場のステージに立った、奇妙であどけなさを残した若者たちから目を離せずにいた僕は、周囲の誰にも 話しかけようとしなかった。 その日の前座はボルトン出身のヒッピーバンドSolsticeで、彼らがマウンテンのカバーなんかをやってたせいで、 僕たちに革命を目の当たりにしているっていう感覚はなかったかもしれない。 それが起きたのは、それから6週間後のことだった。 彼らのライブを初めて観た夜、最初は戸惑ったけれど、「ステッピング・ストーン」が始まった瞬間に悟った。 こいつらは只者じゃない、とんでもない逸材だってね。 その後僕はGranadaでの番組に彼らを出演させようと提案し、リサーチャーのMalcolm Starkを連れて Walthamstow Assembly Hallで行われたライブに足を運んだ。 この日もやっぱり客は少なくて、全部で80人程度だったと思うけど、 そのうちの半分くらいは飛んでくる唾がかからない程度にステージから離れて、半円型をなす形で集まってた。 セックス・ピストルズのショーの後、人があんまり入ってなかったこともあって、客同士の間で自然と会話が生まれてた。 何かひどいことが起きた時に、隣に立ってる赤の他人と言葉を交わすのと同じさ。 車の衝突事故を目の当たりにしたら、「まぁなんてこと、酷いわねぇ」なんて言うだろ? ライブ会場で他人に話しかけることなんて滅多にないけど、セックス・ピストルズのライブは文字通り「事故」だったから、 会話が自然と生まれたんだよ。 みんな興奮してたってことさ。 マンチェスターはまるで、空っぽの撮影スタジオのようだった。 中性子爆弾か何かが落とされて、廃墟と化した街みたいな雰囲気だった。 自然と人が集まってくる中心部ってものがなくて、芽生えた資本主義が急速に死に絶えつつある、そんな感じだった。 シーンがなかったから、バンドを組む人間もいなかった。 当時僕はNew Manchester Reviewっていう、ごく少数が隔週で発刊されてた雑誌の音楽イベント欄を担当してた。 枠を埋めるために、Stalybridgeみたいなロクでもないハコのイベントまで掲載しなくちゃいけなかった。 シーンと呼べるようなものは皆無だったんだ。 ビート・ジェネレーションの頃、マンチェスターとリヴァプールは優れたバンドを幾つも生んだけど、 その後状況は変わっていった。ビートルズがロンドンに移り、リヴァプールは事実上終わった。 マンチェスターのシーンは警察によって封鎖され、遊び場のほとんどが奪われてしまった。 大学や職業訓練校なんかはあったけど、当時そういう場所は学生以外には開かれていなかった。 他に思いつく場所といえば、プログレの残党の受け皿になってたFree Trade Hallくらいしかなかった。 どこもかしこも寂れていて、社交場と呼べるような場所はほとんどなく、観るべきバンドも皆無だった。 中規模のハコを満員にできるようなバンドがことごとく消滅し、誰でも見境なく出演させてたロクでもないパブでは、 目も当てられないような模倣バンドがライブをしてた。 マンチェスターという街とそこに生きる人々が宿したスピリットは、今や風前の灯火だった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.4 2024/05/19 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる