「お気に入りの記者は二人しかいないのですが、そのうちの一人、
腹心A記者もまた相当の曲者。オリックス時代からイチローを取材し、
メジャー移籍後も03年までシアトルに駐在。
イチローの覚えめでたいのをいいことに、威張り散らしているんです。
新参者の記者が彼への挨拶を忘れたりしたら、さあ大変。
グラウンドで突然『日本人記者、全員集合!』と叫び、
『この中で俺に挨拶してないヤツがいる』と吊るし上げを始めるんです。
もっとも、会社からの帰国命令を『私じゃないとイチロー取材は務まらない』
と再三拒否し、退社するハメとなった際には、『イチローと結婚してください』
とカミさんに三行半を突きつけられたそうですが(笑)」
その後、A氏はちゃっかりと古巣とフリー契約を締結。今も代表記者として、
現場を牛耳っているというから逞しい。

(FRI SPECIAL 超人イチロー メディアが報じない不都合な真実)より