マリナーズだからできた記録。自分勝手にエールを送るゴキ肉記者

tp://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/04season/column/200409/at00002421.html
『MLB.COM』のジム・ストリート記者は、前日(9月9日=米時間)のイチローのバントにまだ納得がいかないようだった。
 試合前のメディア・ダイニング。同じテーブルには、『シアトル・タイムズ』紙のボブ・シャーウィン記者、
『シアトルP-I』紙のデビッド・アンドリーゼン記者らが顔をそろえる。
 ストリートは、続けてこう強調した。
「ツーアウト、ランナーは二塁。彼がバントを成功させたところで、どうなるっていうんだい?」(略)

ボブ・メルビン監督の試合後のコメントも、彼らの不信感を煽った。
「あそこで、バントをする必要はなかった。昨日も同じケース。試合前に彼とは話し合ったんだが……。
自分の説明が不十分だったのかもしれない」(略)

プレーオフの望みが消えたオールスター後、ポール・モリター打撃コーチは、イチローにこんな声を掛けたという。
「チームの勝敗はもう気にしなくていい。自分の記録だけに集中して構わないよ。狙おうじゃないか」と。  
 シーズンもあと3週間。イチローのプレースタイルは自分勝手で構わないと思うし、そうしたからといって、
チームメートもそれを逆にサポートするだろう。ローカル紙の記者も、「イチローこそがマリナーズのベストプレイヤー」
と疑わないからこそ、首をかしげたのだ。

Be selfish! (自分勝手に)
 普段なら選手にとって禁句の言葉だが、今のイチローには誰もがそんなエールを送っている。