チームは、この日、イチローの特別補佐というフロント職への異動と同時に、イチローをロースターから外して、外野5人制を廃止して右腕の中継ぎ要因であるエリク・ゴーデルを3Aタコマから昇格させた。
今回の異例の処置により、6日(日本時間7日)に可能性のあったエンゼルスの大谷翔平との対決は消滅した。

今季「試合に出ない」イチローは事実上の引退なのか、それとも2019年以降に現役復帰するのか。
その線引きが微妙なところだが、イチローの代理人であるジョン・ボッグス氏は、『彼は引退はしていない。2018年は異なる役割を担い、2019年は、まだ決まっていない』とツイッターにて発信した。
「日本で行われる来シーズンの開幕戦でチームに戻るかもしれない?」との問いに『可能性は常にある。将来はまだ決まっていない』と答えている。
マリナーズは来年の3月20、21日の東京ドームでアスレチックスとメジャーの開幕戦を行うが、そのゲーム限定での現役復帰の可能性があることを示した。この試合が、“引退試合”となるのかもしれないが、現時点での引退を代理人はハッキリと否定している。

古巣のマリナーズに6年ぶりに復帰したイチローは、ここまで15試合に出場。44打数9安打、打率.205と低迷していた。故障者が復帰してきたことで、その立ち位置が微妙になっていた。