イチロー「野球の研究者でいたい」一問一答2
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180504-00198344-nksports-base

−試合に出られない寂しさは

「これからでしょうね。もちろん、あると思いますよ。あると思いますけど、選手でいる間はもちろんですけど、僕の近くにいる人は、これが分かると思いますけど、僕は野球の、何て言ったらいいですかね、研究者でいたいというか、
まあ、自分が今44歳でアスリートとして、この先、どうなっていくのか、というのを見てみたい。それはプレーしていなかったとしても、毎日鍛錬を重ねていくことでどうなれるのか、ということを見てみたいという興味が大きいので、それは変わらないと思うんですよね。
それでチームと一緒に練習することもできるわけですから、それを続けられること、仮にこれで終わりだったとしても、僕、それを続けると思うんですよね。だから、なんか喪失感みたいなのは、実はないですよね」

−若手から教えを乞う存在は、GMがダライ・ラマのようだと

「ダライ・ラマ、って言ったの? じゃあ、なんか、僕用の袈裟(けさ)でも用意しますか」

−来年以降も現役への扉は閉じられていない

「それがあることで、明確に、まあ遠いですけど、目標を持っていられるというのは大きなことです。まあ、なくても僕は何かに向かっていくと思いますし、ただ、チームがそういうスタンスでいてくれるというのは、こんな形を取ってくれたのは本当に信じられないことですよ。
これがシーズンの後半なら、それなりの時間をすごしたことになるし、時間をかけて見られるものがあると思うので。ただ、短かったですからね、時間が。それで、この判断をしてくれたことに応えたいという思いが生まれるのは当然じゃないですかね」

−試合に出ずに調整を維持する難しさは

「これからですよね。まあ、新しいチャレンジであることに間違いない」

−今抱いている印象は

「ただ、キャンプをやらなくても、ゲームできちゃう…。申し訳ないですけど、そういうことも分かったりはしているので、できないことじゃない。イメージできないことではない。
ただ、明確にどうかと言われると、もちろんやってみなくては、というところですけど。それも研究材料のひとつになるんじゃないですか」