今季から大谷と同じア・リーグ西地区、古巣マリナーズに6年ぶりに帰ってきたイチロー(44)。
まばゆいばかりの大谷の活躍の陰でベテランの姿が曇ったままなのは、どうやらこの成績不振以外にも理由があるようだ。
メジャー中継関係者が現地報道の実情を明かす。

「今、イチローを取材する現場が、日本人の50代以上のベテラン記者のサロンと化しているんです。
というのも、マー君、ダル、マエケン、大谷といった、新世代は古いなれ合い体質を拒否するため、なかなか現場になじめず、そのため、イチローに固執している。
つまり、彼らにとってイチローが引退してしまえば、仕事を奪われる可能性すらある。
そのためか、イチローのひどいプレーが報道されないように“自主報道協定”を敷いているようなのです」

そもそも今季は契約球団が出ないことすら危惧されていたが、現実のグラウンドではイチローらしからぬプレーの数々が見受けられるという。
メジャー関係者がコッソリ打ち明ける。

「今季のイチローは遅れてキャンプをスタートさせたので、調整に出遅れもあったでしょう。
とはいえ、それを差し引いても明らかに年齢的な衰えを感じさせるプレーが目立ちます。
開幕カードのインディアンス戦でこそホームラン性の打球をスーパーキャッチしましたが、オープン戦ではまともに目測を誤っているシーンをたびたび見かけました。
外野フライで1歩目を前に踏み込み、頭上を越されているんです。
これまでのイチローであればおよそ考えられない凡ミスで、よほど視力が衰えたか反射神経に異変があるように見える。
さらには打撃でも、タイミングがまったく合わず、キャッチャーのミットにボールが収まってからバットを空振りさせる場面までありました」