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【巨人】山口俊をエンゼルスが獲得調査…大谷と2本柱形成も
12/10(火) 6:00配信

【サンディエゴ(米カリフォルニア州)=安藤宏太、一村順子】大谷翔平投手(25)の所属する
エンゼルスが8日(日本時間9日)、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す巨人・山口俊
投手(32)の獲得調査に動いていることが分かった。9日(同10日)から始まるウィンターミーティング
に向け、各球団の監督やGM、有力代理人らが続々と当地入り。
レンジャーズも山口の獲得に乗り出したことが判明し、移籍市場が活発化してきた。

 山口と大谷の2本柱が形成されるかもしれない。移籍市場が活発に動く、ウィンターミーティング
を前に、エンゼルスが山口の獲得調査に乗り出していることが判明。エ軍の球団幹部は今季
セ・リーグ3冠に輝いた右腕を「もちろん知っているよ」と、目を輝かせた。

 エ軍は「打高投低」のチームで、日本での実績がある山口に興味を示すのは自然な流れだ。
今季MVPに輝いたトラウトやプホルスなど、強力打線を誇りながら、投手陣が不安定で地区4位
に沈んだ。特に先発投手事情は苦しく、規定投球回到達は一人もいない。全30球団で唯一、
先発20試合以上の投手がおらず、先発投手の防御率はリーグ最下位の5・64。
6年ぶりのプレーオフ進出へ投手整備は急務だ。

 直近4年で38勝のバンディをオリオールズから獲得。来季は大谷も投手に復帰し、
先発ローテ入りする見込みだ。さらにアストロズからFAしたコールの獲得を目指しているが、
ヤンキースが7年総額2億4500万ドル(約270億円)のオファーをする見込み。
上乗せの可能性もあって投手史上最高契約となるハイレベルなマネーゲームに発展しており、
獲得を逃せば山口と大谷が中心となって先発を支える可能性が浮上してくる。

 またレンジャーズも本格的な交渉の準備を進めていることが分かった。
先発は今季16勝のリン、14勝のマイナーに加え、FAでツインズから13勝のギプソン、
ブルワーズから12勝のライルスを獲得した。山口については、先発もしくは中継ぎでの起用を
視野に入れている。「トヨタ自動車」の北米本社がレ軍の本拠地・テキサス州に2年前に移転
したことによって日本にゆかりの深い地になったことも、後押ししている。

 この2チームは、日本人にはゆかりのある球団。エンゼルスには松井秀、高橋尚、大谷らが、
レンジャーズには上原、ダルビッシュらが所属して活躍してきた。大物選手の動向で事情は
変わるが、山口にすでに熱視線が注がれ、争奪戦に発展しそうだ。
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報知新聞社