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筒香の移籍候補3球団に絞られた…ブルージェイズ、Wソックス、レイズ
12/13(金) 6:00配信

 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)=安藤宏太、一村順子】DeNAからポスティングシステムで
米大リーグに移籍を目指す筒香嘉智外野手(28)の移籍候補が3球団に絞られたことが
当地で行われているウィンターミーティング(WM)3日目の11日(日本時間12日)、
明らかになった。代理人のジョエル・ウルフ氏が明かした。すでに3球団とは接触済みで、
打撃や守備を披露する“実技試験”も実施。三塁の守備も披露するなど、猛アピールをした模様だ。

 いよいよ最終段階に入ってきた。筒香は、9、10日(同10、11日)に3球団にそれぞれ
約2時間プレーを披露。11日にはサンディエゴで3球団と面談をした。関係者の話を総合すると、
接触したのはブルージェイズ、Wソックス、レイズの3球団とみられる。

 筒香は6日に米国入り。カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)で練習を積んでいたが、
同じウルフ氏を代理人に持つロッキーズ強打の三塁手・アレナドの個人練習場で異例の
“実技試験”を行った。3球団のGMら首脳陣が視察。WM会場から往復約3時間かかる場所に
ありながら、監督が訪れた球団もあった。各球団からの要望があったため今季5年ぶりに
守った三塁の守備もテスト。ウルフ氏は「非常にいい捕り方をして、そのうまさと仕上がりの良さに
驚いて感心していた」と手応えを口にした。

 同氏によると面談では「出場機会の多い環境でプレーすることを望んでいる。自分から
たくさんの質問もしていた」と熱意をアピール。
通訳がいたが、訳される前に質問に答えるなど英語力の高さも見せつけ「想像以上に英語を理解
していると思う。たぶん、松井秀喜の1年目よりね」と認めるほどだった。

 3度の本塁打王、7度のゴールドグラブ賞を受賞しているアレナドも練習場におり、筒香は
練習を見つめてビデオ撮影もした。ゴールドグラブやWBC優勝のメダルも見て
「クリスマスの日を迎えた人のようだった」と興奮。
アレナドも筒香の打撃を見て「彼の打撃はここ(メジャー)で通用する。スイングがよくて、
バットからボールが出る初速があり、逆方向にも打てる」と絶賛していたという。

 接触したとみられる3球団は、いずれも発展途上のチームで、出場機会を求める希望にも
合致する。交渉期限は、米東部時間19日午後5時(日本時間20日午前7時)。数日以内に
決断の日を迎えることになる。

 ブルージェイズはDH候補が不在。外野のグリエル、ヘルナンデス、グリチャクはいずれも
20発以上もそろって右打者だけに入り込む余地がある。
レイズはDHや外野手が左打ちが多く筒香とかぶるものの地区Vに向け打力アップの切り札にしたい。
WソックスもDHが若いコリンズだけで手薄。強打の右打ちの一塁手アブレイユとツープラトンで
起用するプランも大いにありそうだ。
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報知新聞社