>>864

いいご質問だ。

哲学である唯物論は、自然科学と土台を同じくする。
すなわち、物質を根源的な実体と認め、意識や思惟を第二次的なものとする。
ゆえに、科学の限界はおのずから唯物論の限界となる。
しかし、それゆえに未だ「分からぬもの(科学の限界)」の空間に乱入する、
神秘的な世界や野放図な妄想等から、われわれを救ってくれる。

たしかにコロナ感染症は、現在の医学では十分に解明できてはいないのだろう。
だがそれでも、世界中の医学者らによって少しずつ解明が科学的に進展しつつあるとも仄聞する。
だからこそ日本を代表する大学の集団である東京六大学連盟は、それぞれの学内の知見を結集して
現在の科学の到達した客観的見地からー上述根拠不明の風評や妄想といった観念論的思惟に惑わされずー
あるべき妥当な判断を自主的に決定してもらいたい、ということである。