しかし、どうしてこうも内容空疎な反応がみられるのであろうか。
しかも、そういうキミ自身が「学校歴コンプレックス」の持ち主であることを自ら暴露しているではないか。

もっとも事態は深刻で、このコロナ禍の悪影響が学生生活にも影響を及ぼしている。
たとえば、総務省の4月の労働力調査によれば、非正規労働者が前年比で約100万人減少した。
休業者は過去最高の600万人という。現在では、もっと大きな数字に至っていることであろう。

周知のように小泉・竹中一派から今日のアベ政権による新自由主義政策の結果、この国の非正規労働者は全労働者中の40%を超えた。
使用者側にのみ都合よく、人件費コストも削減しやすい有期や派遣、パート労働者らを増やす政策をー国会で強行採決を繰り返しながら
ー自公政権が進めてきた悪しき結果である。

ところが、悪辣な大企業はこのコロナ禍の悪影響が甚大なことに驚愕し、「安く使い勝手の良い」そうした非正規労働者やパート、アルバイトまで
解雇や雇止めで対処しようと画策した。本スレにも、バイトを解雇・縮小され、親御が使用者から雇止めされた実体験有する方々が少なくないことであろう。
まさに非正規は雇用政策の調整弁でしか過ぎないとの批判を裏付けた形である。
このため、春の学費が支払えず、また秋の支払いに不安を覚える学生・選手諸氏もあろう。それどころか、日常生活の費用さえ、ままならない方もおいでだと推察する。
そうした方々にとって、呑気に野球や応援を語るどころではない心境であろう。

むろん、私立大学側も手をこまねいているわけではない。学費延納措置や救済金の支給を行っている。だが、それとて受給要件があり、また金額も十分ではない。
弥縫策に過ぎないといえる。学生が願う学費の減免措置も、大学側に拒絶されている。それどころか、どの大学も遠隔授業に関わる諸コストで、金庫にカネがなくなるとの惨状だ。
したがって、いくら小池都知事が大学に自粛解除を指示しても、大金かけて準備したこの授業を中止して、すぐにキャンパス全面開放、面接授業再開とは行かないのが本音である。
だからこそ、多くの大学が本格的授業再開は9月だと語るのである。もうしばらくの間、学生にはパソコン相手に学ぶという生活が続く。