同点の6回2死走者なしで迎えた3打席目。投手は1打席目に本塁打、2打席目に中前安打を放つなど、通算14打数7安打、打率5割と打ち込んでいた先発右腕・リンだったが、初球には、珍しくセーフティーバントの構えを見せた。
バットには当たらずストライクとなり、2球目以降は普通にスイングをしたが、その理由を、試合後のオンライン会見でこう明かした。

 「同点の終盤だったので、もう1本ホームランが出る確率よりも、転がすところに転がして出て、盗塁なりワイルドピッチなりで二塁に行く確率で点が入る確率の方が高いと思ったので、やりましたね」