以前に宮城県蔵王町でひもが体に巻き付いている野良ネコが相次いで見つかった事件で、警察は22日、野良ネコを虐待した疑いがあるとして蔵王町に住む70代の男性の自宅を家宅捜索しました。
 家宅捜索が行われた蔵王町の70代の男性の自宅。昼頃には捜索のために出入りする捜査員の姿が見られました。容疑は動物愛護法違反です。蔵王町の住宅地では2019年5月以降、首や腹などにひもが巻き付いた野良ネコが相次いで見つかりました。住民によりますと、巻き付いていたのはいずれも同じ種類のひもで、引っ張ると輪が締まる罠のような仕掛けが施されていました。何者かが故意に巻き付けたと見られていて、警察が調べを進めていました。その結果、この70代の男性が関与した疑いが強まり、警察は動物愛護法違反の疑いで自宅の捜索に踏み切りました。この住宅地では2020年11月にも同じようにワイヤーやひもが体に巻き付いた野生のアナグマが見つかっていて、警察が関連を調べています。