エンゼルスの大谷は、アストロズの難敵グリンキーから先制打を放った。五回1死一、三塁から初球の高め速球を引っ張り、鋭い打球を右翼線へ運ぶ適時二塁打。一回の打席でも詰まった当たりながら中前に落とし、2安打をマークした。

 通算210勝のグリンキーは時に70マイル(約113キロ)にも満たないボールを交え、緩急をうまく使う右腕。大谷はこれまでの対戦で、なかなか捉えられずにいた。一ゴロに倒れた七回、グリンキーは大谷を呼び止めて声を掛けたという。「きょうの打撃は良かったね」