また、この試合は5日以来となる「投手専念」。指名打者を解除し、打線にも入る“リアル二刀流”を回避した結果で、同監督は「今夜見せてくれたのは、投げるだけの試合でかなり好投したという点だ」。さらに「ルーティンに関して、バットを持つ心配がないと、気持ちとして『投手・大谷』に専念でき、ギアが少し上がるんだろう」と分析した。

 疲労が関連しているのかは定かではないが、実際に今季は7試合に登板し、そのうち3試合が「投手専念」。その翌日は打率4割5分5厘(11打数5安打)、2本塁打、5打点に対し、“リアル二刀流”で投打をこなした翌日の4試合は11打数無安打、6三振だ。

 同紙は、同監督の「だからといって、リアル二刀流のドアを閉ざすという話ではない」との言葉を紹介しつつも、「同時に、監督はこれからの起用法について熟考すべき情報を手にしたという印象も与えた」と報じた。