渡米後初の無四球投球に、地元紙のLAタイムズは「投球が別レベルへと上昇し続けている」と特筆した。

 開幕から課題になっていた制球面に、兆しが見えた76球だった。同紙も「なによりも印象的だったのは、メジャーでのキャリアで初めて四球を与えなかったことかもしれない」と強調。4年目を迎え「エンゼルスが長年夢見てきたタイプのオオタニだ」と進化を確信した。

 この日は速球だけでなく、変化球も抜群。「スプリッターはほとんどアンタッチャブルだった」と脱帽した。投手としてのステップを確実にのぼっており、「ストライクゾーンをコントロールでき、必要なときには90マイル後半を投げ、圧倒的な変化球を組み合わせることができる右腕だ」と形容した。