3回の第2打席も初球の明らかなボール球をストライク判定。さらに、大谷が打席を外して手袋を直そうとすると、同球審から「早く打席に入れ」とスピードアップを促され、左手の親指を上げて「了解」のしぐさを見せる場面もあった。

 68歳の同球審は“カウボーイ・ジョー”と称される大リーグ審判の長老格。5月25日は通算5376試合で審判を務め、最多記録を更新した。選手のアンケートでは毀誉褒貶(きよほうへん)が激しく、ボストン大による2018年シーズンの研究結果では、メジャー審判で2番目に誤審率が高かった。