フェルナンド・バレンズエラが本格的にデビューした1981年、
シーズン最初の8登板全て9イニングを投げて勝利投手となり
(1試合は延長10回に勝ち越したところで交代、あとは完投)防御率0.50、
打者としてもこの間に打率.360を記録していた。
今にして思えば「打」は大谷ほどの本格ではなかったが、
「野球の歴史を変える?!」とセンセーションを巻き起こしたものだ。

2004年の「殿堂」投票で、バレンズエラが資格2年目にして得票率5%を
割り込み、投票による殿堂入りの可能性を喪ったとき、
デビュー時の鮮烈な輝きを思い起こして一抹の寂しさを覚えた人は、
少なくなかったんじゃないかと思う。

大谷には、頑張ってほしい。