タンキングは近年のMLBの観客動員低化の2大要因の1つと分析されてる
1つは入場料、チケット代の高騰だが
もう1つ大きいのがタンキングによる格差問題だという

タンキングはHOUが3年連続100敗からワールドシリーズを制したように
資金力が低い球団にとって起死回生の一手ではあるんだが
行き過ぎる異常に弱過ぎる球団が出て来て格差が激しくなり
勝率、ゲーム差も著しく離れてリーグ戦の興味が薄れてしまう

例えば、今年はARIが5月から13連敗の直後に17連敗という凄まじい負けっぷりで
先日も大谷が止めるまでBALが19連敗を喫するなどして
以前よりも球団間の格差が広がり、下位球団の弱さが際立ってる
これでは地元が盛り上がる筈が無い

事実、一昨年までの観客動員の増減を調べてみると
強いチームは観客動員が維持されるか微増が殆どで
逆に大きく減らしてる球団は、殆どが弱過ぎるタンキング球団である
(例外は球場に問題のあるTBとOAKぐらい)

こうした事実を受けて、今年で切れる選手会との労使交渉では
選手会がタンキングを最大の議題に挙げて臨むと報じられてる