指揮官が悔しがったのは9回先頭の第5打席だ。右腕・バーローから左翼フェンス手前まで飛ばす特大の左飛を放った。打球速度104マイル(約167キロ)、飛距離368フィート(約112メートル)、角度33度。球場によっては本塁打になってもおかしくない大飛球だった。指揮官は「バランスも良くなり、再び逆方向への打球を放っている。最後の打席は、実に惜しかった。さらにバランスも良くなっていて、センター方向を意識している」と大きくうなずいた。
今季も残り3試合。ポストシーズンを争うマリナーズとの3連戦で再び勝負を避けられる可能性があるが、「シアトルでもそうやってプレーする姿が続くだろう」とマドン監督。両リーグ最多48本のロイヤルズ・ペレスとは3本差。猛追を期待したいところだ。