大谷翔平の相棒が“リーグ最高の捕手”とされる理由 先進指標で本塁打王ペレスを凌駕

スタッシーの“ストライク率”はペレスらGG賞候補3人を上回るという

今季48本塁打を放ち、ア・リーグの本塁打王に輝いたロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手はアスレチックスのショーン・マーフィー捕手、アストロズのマーティン・マルドナード捕手とともにゴールドグラブ賞の最終候補者にノミネートされている。しかし、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、今季86試合出場だったエンゼルスのマックス・スタッシー捕手がよりふさわしいとしてその理由を示している。

 MLB公式データサイト「Baseball Savant」の指標によると、スタッシーは今季6失点を防いだ。これは余分に獲得したストライク数を反映したものだという。ペレスは逆に19失点多く許した計算になり、両リーグを通じて最低で。スタッシーと“25点差”がついている。最終候補にノミネートされた3人の捕手は平均で約120試合捕手として出場しているが、スタッシーは86試合。だが、より優れたフレーミング能力があり、ストライク率は49.9%でペレスの44.7%、マーフィーの47.1%、マルドナードの48.9%を上回る。
 野球専門の米シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス」の「FRAA(fielding runs above average)」という指標では、スタッシーはア・リーグ捕手で1位の12.2、ペレスは捕手部門で両リーグ最下位の−13.3だった。さらにスタッシーは平均以上に見逃しストライクを得た数でもア・リーグ3位で、ペレスは下から9番目だった。また、スタッシーがマスクを被った際のパスボールとワイルドピッチの総数は28、ペレスは70になる。

https://full-count.jp/2021/11/03/post1152446/