にもかかわらず、ヤンキースが彼らを手に入れようとしているのは、次の遊撃手が台頭するまでのつなぎとして考えているからだろう。ヤンキースは、プロスクペクトの遊撃手、20歳のアンソニー・ボルピーと21歳のオズワルト・ペラーザを擁する。今シーズン、ボルピーはAとA+で計109試合に出場し、打率.294と出塁率.423、27本塁打と33盗塁、OPS1.027。ペラーザはA+とAAとAAAの計115試合で、打率.297と出塁率.356、18本塁打と38盗塁、OPS.834を記録した。

また、来シーズン、遊撃手が打てなくても、そう大きな問題にはなりそうにない。ヤンキースの打線には、パワー・ヒッターが並ぶ。アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、ジョーイ・ギャロ、ゲリー・サンチェスに加え、2020年に56試合で22本のホームランを打ってタイトルを獲得した、ルーク・ボイトもいる。サンチェスを放出しても――その場合は、カイル・ヒガシオカと併用できる捕手が必要になるが――4人だ。彼らの前では、巧打のDJ・ラメイヒューがテーブルセッターを務める。

カイナー-ファレファとシモンズのどちらも手に入れられないようであれば、ヤンキースは、ホゼ・イグレシアスと契約しようとするかもしれない。

https://news.yahoo.co.jp/byline/unenatsuki/20211223-00273963