鈴木はNPB9年間で打率.315、182本塁打、OPS.985というアベレージを残し、
守りではゴールドグラブを4度も受賞。おまけに年齢もキャリアの最盛期と言える27歳なのだから、
“野球の本場”から熱い視線が向けられるのも無理はない。
ボールゾーンのスイング率がわずかに19.8%しかないことを切り取り、「すぐにでもMLBでやれるだけのスタッツだ」と絶賛した。
「彼の過去3年のボールゾーンのスイング率は今季の大リーグならば全体で5位の好成績だ。さらにもぎ取った四球数が三振数を上回っているのは素晴らしい実績であり、
打者としてはずば抜けてセンスを感じさせるね。このスズキの特長は、いますぐにメジャーで通用するレベルにある」

さらに多岐にわたる分析を展開したブレビンスは、近年のアメリカ野球界で重要視されているフライ打球率にもクローズアップ。
今季に鈴木がマークした57.1%が、MLBトップだったオースティン・メドウズ(タンパベイ・レイズ)のそれ(53%)を上回る数値だと指摘した。