新田栄+岡輝男『尼寺の性 袈裟さぐり』(新題:成熟尼寺 夜這いレイプ)【エクセス】
●大成山満光寺では庵主・鈴木まひろが読経を中断して自慰に耽る。ある夜、門前の居酒屋。
若い年男・兵頭未来洋は、村人・丘尚輝から村の奇祭「卍祭」を教えられる。年に一回、村の
年男から一人だけ満光寺庵主が夜這いする。夜這いされた年男は無病息災と幸運に恵まれる。
兵頭は一念発起するが、年男・竹本泰志が夫の酒井あずさも蝮酒を買い卍祭に期待する。
●冒頭、阿弥陀如来様に許しを乞い自慰に耽る鈴木まひろは、やや面長のお姉さんだ。卍祭当
夜、村の年男・丘尚輝(後述)に夜這いするがマグロ(苦笑)。フェラチオ→正常位→正面座
位→対面座位→騎乗位→後背位→松葉崩しで丘はまひろを極楽往生。セリフも演技も覚束ない
が、丘の上で腰を前後に振る頭巾被ったスレンダー巨乳なまひろが見事なので許す(苦笑)。
●酒井あずさは、子宝を授かるために、女失格と詰る姑を見返すために卍祭に期待する人妻。
子宝の為に夫に不貞をそそのかすという難儀な役に、あずさは抜群の演技力を発揮する。乗り
気でない竹本に蝮酒を飲ませ卍祭の予行演習。あずさは夫婦愛に満ちた69を披露した後、正
常位で挿入直前の竹本に「待って。すぐに入れないで。少しじらすみたいに先っぽで入口をこ
するの」と指示する。指示待ち人間のおれも、あずさサマに指示されたい(鼻血)。
●爆乳がたまらない薫桜子は兵頭の幼馴染である。卍祭で上京を延期する兵頭を知ると、桜子
は急に兵頭が気になりだす(苦笑)。卍祭の夜、兵頭の布団に潜り込んだのは桜子。兵頭も最
近になって桜子に恋心をいだいていた(苦笑)。あ~よかったな、ふたりでイッて(嫉妬)。
●本作で坊主頭になり獅子奮迅の大活躍をするのは、丘尚輝=岡輝男。新田栄監督作品を多数
執筆し、助演男優としても活動。現場で助監督業務もこなしてた模様。濡れ場では焼餅焼きつ
つ(苦笑)も、「この人は本当にピンク映画を愛している」と思う。もっと評価されるべきだ。
●尼寺の奇祭にまつわるエトセトラ。あずさと桜子の艶技は盤石であり、まひろの弱さも丘が
上手くフォローしている。丘尚輝の活躍と岡輝男のスマートさが印象的な佳作である。