無垢なる美の前に、化粧をして立つ。

ナルシストにとって、どれほどの苦痛であろう。
己が汚物であるなどと。

わかってしまう。

認めるしかない、その絶望。

その地獄。

それが嫌なら。本当の美を滅ぼし尽くす。

あってはならぬ。