音楽の価値はリスナーの質が高い/低いで決まるんだよ
ジャズやクラシックなんて金額ベースならぶっちゃけ商業的には話にならないレベルの規模でしか売れてないが
その時代時代の「レベルの高い人たち」が鑑賞批評しているから文化財として残り続けるわけだ

ロックも70年代まではポップミュージックのいちジャンルでしかなかったが
パンク以降インディカルチャーによって「あまり売れてないけど音楽的には凄いアーティスト」という存在が認知された
具体的にはワイアーやジョイ・ディヴィジョン、ディス・ヒート、ポップ・グループそしてザ・スミスやXTCなど
セールスでいえば中堅以下だったが、音楽的価値は圧倒的にメジャーより高かった

そこで初めて人々の中から
「メジャーで売れてる音楽は低レベルなリスナー相手にウケてるだけ」
「マイケル・ジャクソンで満足するような底辺にはなりたくない」
「頭の悪そうな音楽はもう聞きたくない」
など

高い意識を持ったリスナーが生まれ、彼らによって、時代を遡り現代音楽やフリージャズなどの再評価も行われたわけだ