Ben Taylorが貰ったモノクロが基調の”財産”は、新たに研ぎ澄まされた感覚のあるバンドのイメージが反映されたものだった。

「まぁ俺達はファッションと映画の大ファンだしさ。俺としてはそういう人はよくいると思うけど」と、
ヒーリーは最初のEPのリリースから数ヶ月後に、ジャーナリストDarragh Faugheyに語っている。

「けど俺達は、自分たちがやっていることを通して、好きなものへの愛情を反映させたかった。
といっても、ビジュアル面での個性を、積極的に探し廻ったわけじゃない。
俺達にとって何がふさわしいのか、何が見栄えよく見えるのか、ただ自然にわかっていて、それに従っただけなんだ。

モノクロを選んだのは、本当にそのムードが決め手だった。
俺達の音楽は、クラシカルなポップセンスとメジャーコードの明るいメロディーで満たされてる、
凄く高揚感があって、華やかなサウンドに仕上げようとしている所があると思う。
だから、そういう音楽に、より憂鬱な、どこか現実喪失感あるヴィジュアルを対比させるのはナイスだよ」