ブラック・ミュージックだって必ずしもリベラルの玩具とは言い切れない
黒人は敬虔なクリスチャンが多いし、カニエみたいに現代におけるクリスチャンミュージックを作り出している奴もいるからね
アレサ・フランクリンなんかも、本来的には「ホシュ」の文脈で支持する、という方が正確だと思ってるよ
彼女もゴスペル作品多いからね

でも論壇が左に寄り過ぎていると「人種」という側面にばかり着目し
逆にアメリカーナやロックの歌詞の方が反教会的であるという点を加味せず、歪んだ音楽地図を描いてしまうんだよ

たとえばこのザ・ルミニアーズの歌詞も「教会=寂れた田舎の象徴」として描いていて

The Lumineers - Sleep On The Floor (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=v4pi1LxuDHc

Forget what Father Brennan said ブレナン神父の言った事なんて忘れちまえ
We were not born in sin 俺らは罪を背負って産まれたわけじゃない
Jesus Christ can’t save me tonight イエス・キリストも今夜の俺は救えないさ

そこから逃れて都会に行こうというメッセージが入ってるわけだ
めっちゃリベラルでしょw
なのに音楽ジャンル的にはホシュ的というイメージのアメリカナーナに分類されたりする
この矛盾というかダブルバインド性が現代アメリカ音楽を捉える上では外せない点なんだよね