都内や全国各地で90年代から昨今まで
活動家の凶悪犯のよーにウワサされた
「浦野貴司」という名前の実態は存在せず、

ホントの当人は、
まったく別の事件に巻き込まれた
痛ましい被害者で、
そこで多量の麻薬を打たれてしまい、
実は横浜の実家で
病人に近い暮らしをして
引きこもりがちに警備業として働き、
実際には
四半世紀以上、
ベッドに伏せっていました。

気の毒でした。
煙のように事件は消えてしまうでしょうが、
彼の陰ながらの数々の尽力に
誰も知らず感謝もなく、
彼は無明長夜のように
忘れられてゆくでしょう。