日本語のレベルも着々とアップ

 年々、使える日本語の幅が広がっているハリーは、海外アーティストが使う定番の日本語「ありがとう」「こんにちは」「元気ですか?」はもちろんのこと、「頑張ります」や「日本大好き」といった、少々難易度の高い日本語もちゃんと覚えて、ライブのMCやテレビ出演の際にフル活用。

 2017年12月、約2年ぶりに来日して行なった初のソロ公演では、なんと30種類以上もの単語や言い回しを披露。「トイレどこですか?」という実用的な言葉や、お酒の席で覚えたのであろう「酒、いかがですか?」「もう1本、酒!」というマニアックなフレーズに加え、ショービズ界きってのモテ男らしく「みんな超可愛い」「みんな大好き」「超イケてる」といった褒め言葉も飛び出した。

また、2018年5月に開催された来日公演では、「アンパンマン大好きー!」や「セブンイレブン、いい気分〜♪」といった、日本の国民的キャラクターの名前や懐かしのCMのフレーズのほか、「なんでやねん!」「おおきに」といった関西弁まで習得し、さらにレベルアップしていた。

ちなみに、ハリーは自分の日本語力について、「(長期滞在を経て)日本を去る頃には、喋れる風な雰囲気を出せるくらいにはなってたから、みんな僕が日本語を話せるって思ってくれてたんじゃないかな。まあ、ずっと使っていないと、忘れちゃうけどね」と、米人気トーク番組『エレンの部屋』に出演した際にコメントしている。