「エレピ」のイメージは
フェンダーローズの「メロウでトレモロの効いたサウンド」に強く規定されていた

対応するジャンルは、電化マイルス、とりわけイン・ア・サイレント・ウェイ、ジャズファンク、フュージョン、ざっくりレアグルーヴ、今だとサチモス、UKジャズ

時代でいうと70年代を基調とするイメージに制約されていた

それが、シティポップブームを受けて
シティポップに頻出するDX7エレピが勢力を挽回した結果、
長らくローズピアノに強く規定されていたエレピイメージをデジタルシンセが支配する80sイメージへと塗り替えた(メジャーシーンでは)
そして音楽ファンの中では互角レベルぐらいにはイメージを刷新するところまで持ってきたと

エレピと聞いて、「天下の」フェンダーローズ系の曲と「(いわゆる)チープな」DX7系のサウンドの曲を上下関係を設けずに雑多に並べちゃうオレ個人の主観は
今の音楽シーンの勢力分布図の変化を図らずも反映してたわけだ