外国人資金の韓国エクソダスもウォン安進行をあおっている。韓銀によると、9月外国人証券投資資金は22億9000万ドルが純流出した。6月(-7億8000万ドル)以降、3カ月ぶりの純流出転換だ。特に株式(-16億5000万ドル)と債券(-6億4000万ドル)市場ですべて資金が韓国から出ていった。株式と債券資金が同時に出ていったのは2020年12月以降初めてだ。

延世(ヨンセ)大学経済学部のソン・テユン教授は「韓銀が金利をもうこれ以上は上げるのは難しいという信号を与え、韓米金利逆転に対する懸念がはるかに大きくなった」とし「金利逆転幅が大きくなり、外国人の資金流出が本格化する場合、衝撃が大きくなるかもしれない」と話した。市場は年末までウォン相場が「1ドル=1500ウォン」線までおされる場合があるかもしれないと予想している。